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2005年12月31日 (土)

生きているということ

昨夜、3年B組金八先生スペシャルがあった。

“ドラッグ”という重いテーマを取り上げている。

少年院を終え、更生の道を歩みだす、しゅう。旧3Bの仲間はしゅうのことを信じ、しゅうのための卒業式を計画する。

しかし、しゅうは、自分のしてしまった罪の重さを抱え、また、ドラッグからの完全な離脱にまだ自信が持てないため、皆に会えないでいる。

ドラッグを完全に断ち切るのは難しいという。成功するのは10人のうちたった3人とか。それでも、金八先生は、しゅうの立ち直りを信じる。

そんな中、新聞販売店の寮で、寝起きを共にする、更生仲間の先輩が、心の拠りどころとしていた彼女の結婚という衝撃的事実に耐えられず、またドラッグに手を染めてしまう。急性中毒で瀕死の先輩を目の当たりにして、現場から逃げ出すしゅう。

ドラッグが簡単に手に入ってしまう事の恐ろしさ、孤独に対する人間の脆さ、弱さをつくづくと感じた。

3Bの教室にうずくまっていたしゅう。探しに来た金八先生に「皆に迷惑をかけた僕なんかいない方がいい」と言うしゅう。ここで、この考えにとらわれてしまい抜け出せなければ、耐える強さがなければ、またドラッグに走る事になってしまうだろう。

金八先生は言う。「過去は変えられるんだ。今が変われば。」

君が変わった事は皆が信じている。だから、過去の事はこだわらなくていいんだよ。という救いの言葉。

そこへ旧3Bの仲間がかけつける。皆で、谷川俊太郎の「生きる」を暗誦する。

生きているということ

いま生きているということ

それはのどがかわくということ

木漏れ日がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

くしゃみをすること


あなたと手をつなぐこと



生きているということ

いま生きているということ

それはミニスカート

それはプラネタリウム

それはヨハン・シュトラウス

それはピカソ

それはアルプス

すべての美しいものに出会うということ

そして
かくされた悪を注意深くこばむこと



生きているということ

いま生きているということ

泣けるということ

笑えるということ

怒れるということ

自由ということ



生きているということ

いま生きているということ


いま遠くで犬が吠えるということ

いま地球が廻っているということ

いまどこかで兵士が傷つくということ

いまぶらんこがゆれているということ


いまいまがすぎてゆくこと



生きているということ

いま生きてるということ

鳥ははばたくということ

海はとどろくということ

かたつむりははうということ



人は愛するということ



あなたの手のぬくみ

いのちということ

生きていることのすばらしさを一緒に実感しよう。陰に悪が潜んでいるかもしれないから気をつけて避けながら。命の大切さを共にぬくもりとして感じながら。

互いに支えあいながら生きていこう、君は一人じゃないよ、僕達が一緒にいる。

みんなのメッセージはしゅうに伝わった。

ドラッグによる幻覚幻聴は人間として「生きる」ことを奪うものだ。ドラッグによって「いのち」を失う事もある。ドラッグに手を出してしまいそうになる若者に対しても伝わって欲しいメッセージである。

これはドラマだから、理想的な仲間が存在するのだが、現実社会においても提言として通用するのではないだろうか。弱くて、一人では折れてしまう心も、支えがあれば立ち直る事ができるという・・・。

生きているということ
変われるということ
あきらめないということ

生きているということ
自分が一人ではないと信じること
誰かのために自分ができる事があると信じること

見終わってからそんな事を考えていた。

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