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2006年12月31日 (日)

「玉砕総指揮官」の絵手紙

硫黄島で総指揮官として戦史に残る戦いをして、玉砕した栗林忠道の、息子や娘、妻に宛てた書簡集である。

昭和3年3月~昭和5年4月、軍事研究のためアメリカに留学していた陸軍大尉(当時)栗林忠道が、3歳(~5歳)の幼い息子、太郎に宛てた47点の絵手紙すべてと、代百九師団師団長・陸軍中将として硫黄島に着任した昭和19年6月~昭和20年2月までの間に家族に宛てた41通の手紙のうち、末娘たか子に宛てた7通すべてと、妻の義井と子ども達に宛てた2通、そして最後の警急電報と、訣別の電文が収録されている。

ざっと読み通しただけだが、彼の家族へのこまやかな愛情が手にとるように伝わってくる。

画才もたいしたものだし、ユーモアあふれる文面は、ほほえましい。とても筆まめだったことがわかる。

夫、父親としての栗林忠道の姿が浮き彫りにされてくるが、軍人としても、同じようにこまやかな心遣いで、部下に接していたという。今、梯久美子著『散るぞ悲しき』も読んでいるところである。

『「玉砕総指揮官」の絵手紙』は、「硫黄島」2部作を撮ったクリント・イーストウッドが、栗林忠道の文献をリサーチしていた時に出会い、この中の手紙によって、映画のインスピレーションを得たということである。

映画『硫黄島からの手紙』は、また後に記事にしてみたい。

                                                                                                                                             

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