« 7月7日は何の日? | トップページ | 規格外食品を生かせ »

2007年7月11日 (水)

赤城農相問題

『法律に基づいて処理している・・・』
『ルールに則ってしている・・・』

赤城農水大臣の政治団体「赤城徳彦後援会」が、茨城県筑西市の農相の実家を主たる事務所とし、10年間に約9000万円の経常経費を計上していた問題で、昨日、赤城農相が記者会見したが、冒頭の、どこかで聞いたような文言を、67分の会見時間のうち、実に18回も繰り返したあげく、とうとう、領収書の公表を拒み、WTOの会議に出席するため、スイスに逃亡(?)した。

『法律に基づいて処理しているので問題はない』と説明責任を逃れるのは、松岡前農相の時とまったく同じである。事務所費問題のうち、何とか還元水で有名になった、光熱水費問題もクローズアップされた。
光熱水費が、年間9600円と計上されている年があるが、月に800円ということになる。安部首相は、『たかだか月800円ですよ・・』と逆切れしたらしいが、事務所のある筑西市では、電気、水道・ガスの基本料金が合わせると月に2655円かかるという。
800円では、基本料金も払えないではないか。

農相の実家に住む母親にインタビューしたとき、『あまり事務所としての活用はない』とか『家賃や光熱費は受け取っていない』と、最初は言っていたように思う。

虚偽の報告の疑いがあるとして、野党から追求を受けているわけだが、やましいところがなかったら、後援会が資金管理団体でなく、法律上義務はなくとも、きちんと領収書を国民に公表してはどうか。

そもそも、先の通常国会で成立した改正政治資金規正法が、やっぱり不備なのだ。

「資金管理団体に限って、1件5万円以上の経常経費に領収書の添付を義務付けている」ものだが、1万1600余りの資金管理団体は、全国約7万に上る政治団体の2割未満に過ぎない。ざる法もいいところである。

それに、「1件5万円以上」とは、なんとぬるいことか。

私達一般国民の事業者は、たとえ1円でも、領収書がないと経費として認めてもらえないのだ。

安部首相は、またしても農相の擁護に徹している。よっぽど任命責任を取りたくないのだろうか?国民はあきれていますよ。

松岡前農相の時と、まったく同じ構図!まったく学習していない。

松岡前農相は、追い込まれて、説明責任を果たさぬまま、自殺してしまった。
命をかけるのは、都合の悪いことを永久に葬るためではなく、国民のためにかけるのが、政治家としての本分なのではないかと思ったのだが・・・。

この人たちの辞書には「責任」という言葉はないのか。

いずれにしても、赤城農相が、松岡前農相と同じ道を歩まぬように、周囲の関係者は、気を配る必要があるのではないかという心配までしてしまう、懲りない、事務所費問題である。

|

« 7月7日は何の日? | トップページ | 規格外食品を生かせ »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

まりママさん、こんにちは。
次から次へと呆れるニュースばかりですね。
きっと国会議員誰もが似たようなことをしているから、誰もおかしいとか変だとか思わなかったんでしょうね。
だからこんなことがこんなに問題になってびっくりしているのかも。
責任も党に対してとるものだと思っているから、辞めるにしても「党に迷惑がかかるから」辞めるのであって、国民なんて全く無視されてますよね。
落選すればただの人だから、国会議員なんて選挙に当選することが最大の関心事なんだよねえ、って思いたくなっちゃいますよね。

投稿: 無限角 | 2007年7月12日 (木) 08時15分

タイでは首相が自分の通信会社をシンガポールの企業に売却して、軍のクーデターに発展し、今現在その首相は海外で逃亡生活(でもイギリスのプレミアリーグのチームのオーナーになったり、拓殖大学の客員教授になったり、結局逃亡生活に入る前に、資産を海外に持ち出ししていたわけで、本当にお金持ちは何でもあり!)。
 一方、この間に、裁判所と軍の暫定政府が、首相が不正入手したと思われる不動産の没収、夫人名義の資産も凍結、等々汚職の洗い出しに必死こいています。
 暫定首相が、身の安全を保証するから帰国して裁判で勝負しろ!と言っても、前首相は当然聞く耳持たず。開き直りも半端じゃないです。
 
 日本の農相も、どうせ悪い事やるなら、実家の経費のために国税ちょろまかすなんてせこい事しないで、もっとデッカクやれよ、と言いたい。だいたい、TVで彼の顔を見たって、大臣の風格ゼロじゃないですか!あんなのしか自民党には人材いないのかなぁ?

 昔の政治家って、資産を投げ打って世を治めた人物も少なくなかったとか、、
 鬼平犯科帳の長谷川平蔵も400石を与えられた旗本だったらしいけど、凶悪な盗賊を捕まえるのに、殆ど自分の財産を捜査費用に散財したと書いてある、
 結局、余裕のある人物じゃないと、治世は無理なのかなぁと思ってしまいます(あっ!でもタイの首相はタイで一番の金持ちだったのだ!世の中判らない事だらけです)

投稿: 大浦~松島 | 2007年7月12日 (木) 20時36分

無限角さん、ようこそ。

本当に、呆れることばかりですね。
「しょうがない」発言で、やめざるを得なくなった某大臣も、最後まで、自分の発言がどれだけ、原爆の被災者をふみにじっているか、またどれだけ、日本の核兵器に反対する立場を貶めているか、まったくわかってませんでしたよね。それで、「選挙のため」に辞めたのでした。
今の国会議員は、党のため、自分の保身のために立ち回っている人が余りにも多すぎます。おっしゃる通り、国民を無視しています。国民のために仕事をするから、税金で給料をもらっているんでしょう?国民を無視するなら、給料返して下さいと言いたくなりますね。


大浦~松島さん

仏教国のタイでも、「政治家とカネ」のダーティーな関係は、当然のごとくあるんですね。
「私財を投げ打って民のために」、という政治家は、現在の世の中ではお目にかかることができないのでしょうか。

それにしても、農相はせこいですよね。
調べが甘く、彼を任命した安部首相も悪いけれど、前任者と同じようなことをしているのに、よく引き受けたものだとあきれます。ばれないと思ったのかな?

投稿: まりママ | 2007年7月14日 (土) 01時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 赤城農相問題:

« 7月7日は何の日? | トップページ | 規格外食品を生かせ »