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2008年5月21日 (水)

隠し砦の三悪人

先週の日曜日、家族で映画を見に行った。

普通、ロードショーの観賞料金は大人1800円なのだが、夫婦のどちらかが50才になると、2人で2000円という割引きを受けられる。この3月にめでたく夫がその権利を取得したので、このところ、映画づいている。

1958年に公開された黒澤明監督の同名映画の50年ぶりのリメークだが、設定が違うとのこと。まずは、予備知識なしに観てみた。『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』。

阿部寛の真壁六郎太は、体が大きいだけに見ごたえがあった。乗馬や殺陣も良かった。

長澤まさみの雪姫は、男装の重ね着ルックの時は素敵だったのだが、いざお姫様の衣装を着ると何となく違和感・・。着物が似合わない。いかり肩なのかな?

松本潤の役、山の民・武蔵(たけぞう)は、この映画では主役なのだが、「主役らしい主役」という感じはしなかった。表情とかは良くて、彼のワイルドな魅力は出ていると思うけれど

圧倒的に存在感を示していたのが、鷹山刑部を演じる椎名桔平の悪役ぶりだ。夢に出てきそう。
彼と部下たちがかぶる兜は、ダースベーダーを彷彿させた。オリジナルの”隠し砦の三悪人”が、スピルバーグの”スターウォーズ”の原点となったとされているけれど、逆輸入か?

「こんなところにこんな俳優が、ミュージシャンが、出てる・・」のだが、凄惨な殺戮シーンも多く、ちょっとグロテスクな印象を受けた。娘も「うわーっ」と思ったところがあったらしい。

宮川大輔のキャラクター(山の民・新八)が唯一の救いで、この映画を娯楽映画にしている。

まあ、全体的にスピード感にあふれ、迫力もあり、楽しめたことは楽しめた。

ただ、「三悪人」って?

六郎太と武蔵と新八なのだろうが、鷹山刑部をはじめとする、山名の侍のほうが悪人のような気がして・・・。

それで、「オリジナルを観たらわかるのでは」ということになって、レンタルショップで、DVD化されたオリジナルを借りてきて、また3人で鑑賞した。

やはり、三船敏郎がすごい。乗馬しながら相手を切り倒していくシーンが圧巻。両手で刀を構え、手放しであんなに早く馬を駆けさせることができるとは!

千秋実(農民・太平)と藤原釜足(農民・又七)の動作。あぁ、C-3POとR2-D2だ。

素人っぽい上原美佐(雪姫)は、レイア姫。でも日本の姫の方が色っぽい。あの当時あの衣装ではずいぶん斬新ではなかったか。

オリジナルの方は無益な殺戮がなく、安心して見ることができる。山名の侍大将・田所兵衛と真壁六郎太との一騎打ちも、武士道に則ったもので、清々しかったし・・・。雪姫主従絶体絶命の時、雪姫の「主」としての器に感じるところがあって、田所兵衛がとった思いもかけない行動は拍手喝采ものであったし・・・。

本当に「悪人」という悪人はいなかったのだけれど、二人の農民に素性を明かさず、ウソをついて、脅しながら金塊運びをさせる六郎太と、隙あらば、金塊を持って逃げようとする太平と又七がやっぱり「悪人」になるのか。

ところで、リメーク版も「裏切り」が一つのキーワード。

兵衛と松潤のセリフ「裏切り御免」が、曲名となっている主題歌がすごくいい。

この『THE LAST PRINCES』のために結成した「THE THREE」が演奏している。

ギター・布袋寅泰
HipHop・KREVA
ベース、プロデューサー・亀田誠治

の3人。

特に、ギターが、かっこいい~!
HipHopもノリノリ。

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コメント

布袋氏のギターかっこいいですか? 私も聞いてみたい。彼は体も顔もデカイらしいよ。今度飛行機の中で見てみようかな?

投稿: 大浦〜松島 | 2008年6月 2日 (月) 22時36分

布袋氏の容姿については、背が高いところは好みだけれど、その他は・・。
ギターはいいですね。
マルチな才能も。ロックンローラーだけれど、今井美樹の「プライド」も書けるし。
映画「キル・ビル」の主題歌も手がけてますしね。

投稿: まりママ | 2008年6月 3日 (火) 23時13分

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