« ちょっと鴨川まで -Ⅱ- | トップページ | うさぎパン »

2009年1月17日 (土)

ちょっと鴨川まで -Ⅲ-

お墓参りから帰ってくると、ダイニングの隣の和室で寝ていた父が、私と母の声を聞いて目を覚ましたようだった。

「来てたのか?」「○○は来なかったのか?」

「来てます。」

と娘が言うと、「おぉ、来たのか。」とうれしそうな声を出して、すぐに身を起こした。やっぱり、孫娘の方がかわいいとみえる。

また、どうして来ることにしたか、何で日帰りか一通り説明した後、皆で煎茶と、とらやの羊羹で、お茶の時間となった。

時間は短かったのだが、まったりとした時を過ごす。

お盆に来ていた時は、埼玉の弟たち一家と行動することも多く、両親とゆっくりするひまがなかったように思うが、かえって日帰りで、墓参り以外は何もすることがないほうが、気持ち的にもゆっくりできたような気がする。

弟が定刻に迎えにきた。少し前までは、時間にルーズなところがあって、気になっていたのだけれど、彼も成長したんだなとうれしくなる。

母が、「いただきものだけれど」と、活きた伊勢エビとサザエを発泡スチロールの箱に詰めて手荷物にしてくれていた。小ぶりの伊勢エビが8尾とさざえが7個。

さばき方がわからないと言ったら、「そのままゆでちゃえば、簡単。」との答え。
ただ、活きた伊勢エビは暴れるので、1尾ずつ沸騰した湯に入れたら蓋をすること、茹であがったら、背ワタを取ることなど注意点を教えてくれた。

サザエは、水から茹で、ぐらぐらと煮立ったら、火を止めてそのまま冷めるのを待っていると、蓋も外れやすくなって、身も硬くならないとのこと。漁師さんから聞いた茹で方だそうだ。

Panulirusjaponicus_1_2 Sazae1

結婚式の引き出物が入っていた大きなビニル袋に箱を入れてくれたので、東京駅で買ったものなど、みんな一緒に入れることができて、持ち運びに便利だった。(東京駅では一生懸命歩かなければならないので、これは助かる。)

*写真:伊勢エビは、Wikpediaより、サザエは「食材事典」より拝借。

来月末にある伯父の三周忌でまた会おうと言って別れる。

もうすっかり真っ暗だ。

冬の鴨川。娘にとって初体験。太平洋側の陽の光を楽しんだようだ。

再び東京駅。
来る時に目をつけていた塩キャラメルロールを買って帰りたくて(特に娘が食べたがって)、また、寿司を一折もらって来たが、それだけでは足りず、車中で食べる夕飯もゲットする必要があったため、私達は、京葉線の東京駅から、八重洲北口まで素晴らしい速度で歩いた。
動く歩道では、歩くペースが速く、まるで露払いをしてくれているような若い男の人の後をぴったりついて行った。

努力の甲斐があった。行きに15分かかったところ、なんと5分余りで着いた。
上りのエスカレーターを駆けあがるのはしんどかったが、食べ物のためには底力が出るようである。

欲しいものは手に入れて、帰路に着く。

自宅に電話を入れると、先に群馬から帰っていた夫が、雪は大丈夫だというので、心配事もなくなった。

こうして、私と娘の「ちょっと鴨川まで」の旅は、無事終わりを告げたのであった。

|

« ちょっと鴨川まで -Ⅱ- | トップページ | うさぎパン »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

まりママさん、こんばんは。

日帰りの帰省でもずいぶん充実していましたね。ご両親も嬉しい驚きだったでしょう。予告しておいて指折り数えて待つというのも楽しみですが、時にはサプライズもいいですね。
とはいうものの、実は車内やお店での母娘二人きりの時間も負けず劣らず楽しかったのでは?旅の高揚感も手伝って、会話も弾んだのではないでしょうか。
八重洲のキャラクターショップで品選びをする姿が目に浮かんで微笑ましく思いました。これからは「ときどき二人で東京」というのもいいじゃないですか?「え~お母さんこんな所知ってるの?すごーい」と尊敬されること請け合いです

投稿: しりあげむし | 2009年1月18日 (日) 22時15分

しりあげむしさん

温かいコメントをありがとうございました。

両親は、確かに喜んだと思います。
また、娘と二人の時間もとても楽しいものでした。慣れない電車の旅で、私に頼らざるを得ない娘は、いつになく素直で、かわいかったです

いつもは、無駄にだらだら過ごしてしまいがちな一日も、大変有意義に使えて、大変満足しています。思い切って行って来てよかったです

投稿: まりママ | 2009年1月19日 (月) 23時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ちょっと鴨川まで -Ⅲ-:

« ちょっと鴨川まで -Ⅱ- | トップページ | うさぎパン »