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2011年2月21日 (月)

調査捕鯨中止

突然の農水相の発表だった。

反捕鯨団体「シー・シェパード」のたび重なる激しい妨害行為で、乗員の安全が保てないとの理由だが、許されない暴力行為に屈してしまった感がある。

1月初旬から9回の妨害を受けたということだが、政府として断固とした抗議や対策はとっていたのだろうか。シー・シェパードの船長は釈放されてから、また妨害行為は行うと公言していたではないか。

安全に調査捕鯨を続けたかったのであれば、護衛船団をつけたり、海保に守ってもらうとかする必要があったのではないか。

そもそも他の国の食文化に干渉するなんてもってのほかと思っているし、鯨油を取るためだけに乱獲していた欧米と違い、髭の先まで利用する文化を持つ日本人に対して、野蛮人などとはお門違いも甚だしいと憤りを感じていたから、「調査捕鯨」という言葉に逃げるのもどうかと思っていたくらいである。

鯨の尾の身の刺身は、トロのようにおいしいし、夏野菜と共に、青唐辛子を聞かせて食べるクジラ汁は夏バテ防止にいい。

クジラの竜田揚げは、小中学校の給食では人気の定番メニューだった。

子どもの頃、牛肉が高価だったので、ステーキと言えば、クジラの赤身肉のステーキだった。

南房総・和田では、「くじらのたれ」といって、ビーフジャーキーのような干し肉がある。これは軽くあぶって、マヨネーズと七味唐辛子を振って食べると、お酒のつまみや、おやつにいける。

こうした鯨を食べる文化があることは、十分に主張して、それにとやかく言わせないような方策をすべきだと思う。

さて、それはベースとして譲れないことながら、南極海での捕鯨が本当に必要か、少々疑問を感じることがある。近頃の日本における鯨の食べられ方が、私が子どものころに比べれば、激減していると思うからだ。

食生活が豊かになったからだろう。たとえばステーキは、やはりビーフ・ステーキの方が美味しいし・・・。

あえてクジラの肉を買うことも、私自身、クジラ汁用の塩クジラ以外はなくなっている。

この消費者の動向を考えたら、わざわざ、南極海まで出向いて行く意味があるのかと最近思っているのだ。

北西太平洋、沿岸での捕鯨で十分なのではないかと。

南極海から手をひいて、反捕鯨国にも有無を言わせず、沿岸・北西太平洋にシフトするようにうまく立ちまわったら良かったのにと思う。

今の日本の弱気な外交姿勢だと、図に乗ったシー・シェパードが、沿岸にも出没しかねない。

嵩にきた反捕鯨国も、北西太平洋もダメだと言いかねない。

領土問題と同じく、死守すべきものはしっかり守って欲しいと、頼りない政府に願うばかりである。

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