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2012年11月 7日 (水)

-落ちこんだ時には-

藤原正彦の「大いなる暗愚」の中の一編。

『君達は今後、落ちこむこと、挫折すること、深い失意に沈むこと、などが必ずある。何度もある、そんな時にはほめ言葉を思い出すんだ。これまでに先生、親、権威ある人などから褒められたことがあるでしょ、それを思い出すんだ。・・・・・。』

という教えを守って、藤原先生のゼミのある一人の教え子は、ゼミのレポートで藤原先生から激賞されたコメントを支えに、そのレポートをいつも身近に持って、自分の限界に近いところで孤軍奮闘していた・・・という話。

私もすぐ些細なことで落ち込む。1週間くらいへこんでいる時もある。
親からはあまり褒められて育てられてないので、セルフエスティメートが低い。

それでもなんとか、落ち込んだ考えをチェンジして、復活するのだが、これを読んで、数か月前に言われた「ほめ言葉」を思い出した。

『先生の入れた乳歯冠は鋳造冠のようだ』

ある後輩が、自分の患者をR病院に依頼して、私が全麻による歯科治療をしたのだが、治療後の定期検診でその子が来院した時、入っている乳歯冠を見て、驚いたのだそうだ。

乳歯冠というとバケツ冠と同じだと思っていたと言う。既製冠をそのままズボッと入れればいいと思っていたのだけれど、全然違うので脱帽したと言っていた。

そう、いくら既製冠といっても、切ったり延ばしたり、張りを持たせたり、しぼったり、個々の歯に合わせてカスタムメードをしている。歯冠歯頚部の外形に適合するように、セメントラインが出ないように。

脱落したり、抜歯した歯で、自分の入れた乳歯冠の歯は、毎回チェックして、どこのつくりが甘いか、どうしたらいいか、必ずフィードバックするようにしていた。

そうした結果、自分でも満足のできるものが入れられるようになった。

それを褒められたので、嬉しかった。

先生でも、親でも、権威ある人でもなかったけれど・・・。

評価されると言うことは自信を持たせてくれる。

落ち込んだ時は、この言葉を思い出そうと思う。

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コメント

私も乳歯冠が脱落・抜歯した時には適合状態をチェックしています。
私は隣接面、特に近心面を形成面より短めに調整してしまうクセがあるようです。もちろん歯肉縁下には入っていますが…
今の若い先生は乳歯冠をほとんどやっていないので、苦手なようですね。

投稿: オカマと来た湯屋 | 2012年11月 8日 (木) 06時42分

まりママさん、すごいっ!

お酒強い
いよっ日本一

褒めたつもりですが、いかが?

投稿: しりあげむし | 2012年11月 8日 (木) 21時44分

オカマと来た湯屋さん

私は遠心面を短めにしがちでした。
一昔(二昔か)前は、生切→乳歯冠となる症例が多かったですけど、最近そんな症例が減っていることも、若い先生があまり乳歯冠を手掛けない原因なのでは?

乳歯冠に限らず、患者さんはすべて明日のための先生ですね。フィードバックさせてもらっています。

投稿: まりママ | 2012年11月 9日 (金) 01時04分

しりあげむしさん

それは、褒めているというより、持ち上げているのでは?(^_^;)

投稿: まりママ | 2012年11月 9日 (金) 01時08分

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