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2014年2月18日 (火)

チョコレートの効用

要介護度2の認知症あり、東日本大震災の記憶もなく、津波警報が発令されているのに、海岸へ散歩に出かけてしまう、昨年の暮れ、久しぶりに会った孫娘2人に、「あのきれいな娘さんたちは誰だ?」と母に言ったというエピソードの持ち主の実家の父であるが、バレンタインデーに好物のチョコレートを贈ったところ、電話がかかってきた。

母が電話をかけ、途中から父に替わったのだが、非常に上機嫌で「チョコレートありがとう。お父さん、ゴディバが一番好きなんだ」と、昔と変わらぬ元気の良い声で礼を言った。
鴨川も珍しく雪が降ったが、海の近くは積もっていないこと、寒かったが風邪は、ひいてないことなど、普通に会話をして、最後に「じゃあ、みなさんによろしく」と、うちの夫や、義父母に対しての挨拶をしたので、驚いた。「まともじゃないの」

電話はひとりではかけられないし、最近では、字を書くこともままならないらしい父。年賀状は2年続けて母の字だった。書道で展覧会に出すほど達筆だったのに。
この前、娘の机の引き出しの中を探し物していたら、父からの手紙があった。娘が小学校の時、敬老の日に手紙を送り、それに対する返信だったのだが、 和紙に毛筆で書かれてあった。ああ、この字をもうこれからは見ることができないんだなと思ったら、急に文字がぼやけてにじんでしまったこともあった。

このところ、電話をかけても母と話すだけ、父の日にプレゼントを贈っても、母からのお礼だけだったのだが、どうも、チョコレートだけは、別らしい。好きなものは、良い刺激をもたらすのだろうか。まともな父と話せてうれしかった。

今、毎日、楽しみに1個ずつ、食べすぎないように気をつけて食べているらしい。
母は母で、「引き出しも付いていてきれいな箱だから、チョコを食べたあとは、いろいろ飲まなくてはいけない薬を入れておくのにちょうどいい。」と、こちらもご満悦のようである。

喜んでもらえて、役立って、贈ったかいがあるというものだ。

Godiva080103_m

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