文化

2018年1月 2日 (火)

国立科学博物館

2017.5.28(日)

国立科学博物館

大変混雑しておりました、大英自然史博物館展。

大英帝国のトレジャーハンターたちが世界中から集めてきた、貴重な標本、資料がたくさん展示され、どれも写真撮影OKでした!、昭和天皇が皇居で発見した粘菌の標本や、佐賀県に落ちた隕石の破片など日本に里帰りしたものもありました。

国立科学博物館

始祖鳥の化石。1861年ドイツ・ゾルンホーフェンの1億5000万年前(ジュラ紀後期)の地層から発見されたもの。

ちょうど1859年にダーウィンの進化論が出版され多時期で、この標本はロンドンで研究されることとなったらしい。

恐竜の特徴である歯やかぎ爪、骨でできた長い尾と、鳥類の特徴である羽根と羽毛をあ併せ持つ。最近このロンドンの標本をCT等で精査した結果、脳函が残っていて嗅脳より視脳の方が大きいということがわかり、嗅覚優位な恐竜より視覚優位な鳥類により近いと考えれるとのことでした。
国立科学博物館

南極大陸で発見された、裸子植物の葉化石グロッソプテリス(ペルム紀 2億9900万年前~2億7200万年前)

同じ葉化石グロッソプテリスが、南アフリカ・オーストラリア・インドでも発見されていることから、これらの大陸が繋がっていたという証拠になるもの。

国立科学博物館

ラトロープ金塊。個々の金の結晶が非常に大きく1cm以上のものもある、重さ717gの極めて希少な自然金とのことで、とてもきれいなので見とれてしまいました。

その他、貴石類、ドードーやサーベルタイガー、オオツノジカなどの絶滅してしまった動物の標本・模型、昆虫類、手書きの図鑑等々、途中人混みで身動きが取れなくなりながら、一通り見てまわりました。

一つ一つの資料の研究から、自然史の謎が解き明かされることを垣間見て、ちょっと興奮しました。

さて、この日午後からは、九段の歯科医師会館で開催された「子どもの食について」の公開フォーラムに出席。(これがメインで上京したのですが、せっかく東京に行くのだからと、科学博物館にも足を延ばしたのでした。)

新しい知見を得ました。
国立科学博物館

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2013年3月 4日 (月)

ひな人形

今年のひな祭りは3月4日に・・という記事があった。
ひな祭りは、「桃の節句」のほかに「上巳の節句」ともいわれ、「上巳」の本来の意味は3月最初の巳の日ということであるから、特に巳年である今年は、3月最初の巳の日の4日がいいのではということらしい。

(毎年「上巳」の日は違っている・・・。酔狂でこよみのページで過去50年位を調べてみたら、3日とか4日になるのは少なく、12日が多かった。また、「上巳」の節句ということだが、中国では魏の時代に「3月3日」に固定化され、日本でも701年に公式に採用された.。とWikiに・・・。)

さて、『厄を人形に移して祓った流し雛の風習が発展し、雛人形を飾り、女の子の健やかな成長と幸せを願う』のが現在に至るひな祭りだが、主役となる雛人形には、いろいろな変遷があったということを知った。→雛人形(ひな人形)の歴史を語る

雛人形が、貴族や身分の高い武家の子女だけでなく、一般にも広まったのが江戸時代。特色ある雛人形が作られる。私が一目で見てわかるのが次の3種。

享保雛は、大きめの面長の顔、豪華な衣装、胴体が御饅頭のようにどっしりしていて大型。

次郎座衛門雛は、丸顔で小さなひき目と鍵鼻の古典的な顔が特徴。

古今雛は、写実的な顔にきれいな装束、眼に水晶やガラスがはめ込まれるなど作りが精巧になって、現在のひな人形にいたる。

先月東京に行ったついでに、目黒雅叙園の『百段雛まつり-越後・信州・栃木ひな紀行-』を見に行って、わかるようになったのだった。

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須坂の田中本家で大切に保管管理されているお雛様にも目を奪われたし、松本では、押絵(人物・花鳥などの絵を部分ごとに切り離し、綿をいれて立体感を出し美しい布でくるんで厚紙や板にはったもの)のお雛様があることも知った。上田のつるし飾りもかわいかった。

大正時代には、人形が小型になったが、小さな人形を精巧に作るには技術がいるとのことで、納得。夫の実家にあるひな人形はこれに違いないと思った。

女雛に髪型にも2種類あることを知る。「古典下げ髪」と「大垂髪(おすべらかし)」

うちのお雛様はどちらだろうと改めてみてみたら、

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古典下げ髪だった。

女の子の幸せを願って飾るひな人形、なかなか奥が深い。

もう少し飾ってから、大切に保管しておこう。

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2012年11月 9日 (金)

小川未明生誕130周年記念イベント(11/4)

第1部として、『月夜と眼鏡』をタレントの早見優さんが、『赤い蝋燭と人魚』を女優の市原悦子さんが朗読した、「小川未明 愛の世界 -未明と子どもたち-」に行ってきました。今年は、小川未明生誕130周年ということで行われた記念イベントです。

これまで私は、ボランティアとして小学校で開き読み(一般的には読み聞かせと言っています)をしてきたことがありましたが、「プロ」の感情のこもった朗読、そして、それぞれフルートと電子ピアノ、ヴァイオリンとピアノの挿入曲とのコラボや照明の効果などがあり、今度は聴き手として、童話の持つ不思議な世界観を味わってきました。

上越市出身の小川未明は、「日本のアンデルセン」とか「日本児童文学の父」といわれていて、1000篇以上の短編を残しています。

私は、「金の輪」とか「野ばら」、「牛女」が好きなのですが、未明の作品は、いわゆるお子様向けの甘く軽いお話ではなく、人間のエゴや不正不条理を憎む社会主義的な作品が多いように思います。また、人の優しさとか、子供の気持ち、母親の気持ちをその視点に立って描いているものも多く、共感できるものも多いです。

淡々とした筆致は、余韻があり、子どもが読んで想像力をかき立てられたり、何かを考えさせらえるものがあると思いますが、大人が読んでもなるほどと思うことが書かれていて、子どものためのよりよい社会を作るには、むしろ大人が読むべきであると、童話は大人にこそ読んでほしいものだと未明さんも言っています。

第2部は、パネラーとして脳科学者の茂木健一郎さんと、上越市在住の児童文学者 杉みき子さんが参加して、「小川未明から学ぶ『子どもたちへ残すもの』」というシンポジウムが行われました。
その中で、オーディションで選ばれた5人の小・中学生による「はてしなき世界」の朗読がありましたが、みなさん、練習の成果を発揮して、よい声で抑揚も良く、かといって変に大人びていない子供らしさもある、感心するできばえでした。これは、前日のリハーサルの時に、茂木さんが、5人に対して、「集中してリラックスすると、本来の力が出せるよ。」と声をかけたのだそうですが、これもうまく作用していたのではないか・・・というのは茂木さんの自画自賛ですが、集中してリラックス=フロー状態というのだそうで、よい事を聞いたと思いました。

茂木さんは、子供の時、変わった子供だったと言います。今でも十分変わっていて、話すときには必ず立ち上がってしゃべるし、とにかくエネルギッシュでした。

杉みき子さんは、遠慮深い方で、時間を気にして大変な早口でいろいろな未明の作品を紹介してくれましたが、もう少しゆっくりじっくりお聞きしたかったです。

市原悦子さんは、不思議なオーラがあって、その存在感によって、話に引き込まれてしまうところがある方でした。

早見優さんは、11歳と9歳の娘さんを育てる等身大のママさんとして発言されるので、とても好感が持てました。また、降壇するときもさりげなく、先に年長者の杉さんを促して、自分は最後に一礼しながら舞台の袖に入っていくので、それを見たら、ますます素敵な人だなと思いました。

子どもがどんな環境にあってもその能力を発揮できるような社会、いつまでも子どもの心を失わないでいられる社会や教育、子どもが、愛されていることを実感でき自尊心を持てるような世の中を子どもたちには残したい、それには、大人の移送の努力が必要である。

というようなまとめだったかと思います。

なかなか楽しいイベントでした。

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